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メンジョーはかせのバディファイト環境考察

2016/10/06 攻略

ツヴァイプロジェクト第19弾!
「メンジョーはかせのバディファイト環境考察!」

ここでは、バディファイトを研究して100年のメンジョーはかせが、《放て!必殺竜!!》から《HEAVEN&HELL》までの環境の分析と、《滅ぼせ!大魔竜!!》発売後のデッキ予想をしていきたいと思います!少し長いですが、お付き合いいただければと思います。


○1「バディファイトDDDスタート! 《放て!必殺竜!!》発売!!」

はい、それでは早速始めていきます。
ハンドレッドまで、『五角』や『アステール』『百鬼』『騎士』といったデッキが活躍していた中、この《放て!必殺竜!!》の発売により、環境がどう変化したのか。

《放て!必殺竜!!》では、『五角』『百鬼』の主要収録が終わったのに対し、「ジャック」関連のカードは引き続き強化され、「スタージャック・リペア」など優秀なサポートカードが増えました。これにより、地力を伸ばした『アステール』デッキが頭一つ抜けたように思います。

また、新たに環境に食い込んできたのがマジックワールドの『72柱』
特にこのカードの登場が、『72柱』を激変させました。

こいつは、ヤバい

このカードを攻略するのにはかせが一番最初に考えたのが、
「最初のシャッフルでどうにかしてデッキ下に送り相手に引かせない」
だったぐらい、ヤバい

ヤバさ①:コールコストでモンスターを戻せるので、登場時効果を使いまわせる
ヤバさ②:登場に相手の場のカードを2枚も破壊できる
ヤバさ③:「スピードサモン」「サタデーナイトデビルフィーバー」などで相手ターンにコールし、攻撃を防ぐと同時に相手の場を更地にできる

などなど、1枚でとれるアドバンテージが圧倒的に多い。
それに加え、「グットゥゴー!」「マジカルグッバイ」で自分のモンスターを使いまわせたり、「BARキング・ソロモン」「救急病棟ネバーランド」「ノイジィ・ダンスルーム」など、相手に対応した設置魔法を「魔界建築士ガミジン」で拾ってこれるなど、隙のないデッキとなりました。

トップメタはこの『72柱』と、『72柱』に耐性のあった『アステール』デッキがメインになっていたように思います。


○2「《バディファイトコレクション》で、新たな刺客登場!あの魔竜も復活!?」

《バディファイトコレクション》の発売により台頭してきたのが、DDDシリーズより新たに追加された属性『シャドウシェイド』デッキ。
特に、《バディファイトコレクション》で登場した「シルエット・ジョー “イリュージョン・シャドウドラゴンズ”」が超超超強力。

対抗破壊ってこんな簡単なもんだったっけ……
さすがのはかせも、脳が、震えた……

センターを維持しつつ相手のモンスターをいつでも破壊できるという制圧力と、『アステール』に対しても優位に立ち回れる(アステールは、自分のターンの効果破壊は防げない)ことから環境に食い込んできました。

また、この頃現れたのが、『72柱』『アステール』『シャドウシェイド』といったセンターを守るタイプのデッキを予想の範囲外から一刺しするデッキ。

はかせもぶっ飛ぶ、この強さ byポスター

大「」神カイゼリオンで、ロングレンジ「」撃とは、これいかに

「太陽炉ジェット壱式」で「バルドラゴン“バルバースト・スマッシャー!!”」の攻撃を飛ばす『太陽竜』デッキと、同じく「ロングレンジ砲撃」で「大剣神カイゼリオン」の攻撃を飛ばす『ダークカイゼリオン』デッキがそうです。
センターをモンスターで守ること前提の『72柱』『シャドウシェイド』『アステール』の3デッキは、当時このショットを止める手段がほとんど採用されておらず、有効な勝ち手段となっていました。

…………(ちなみにメンジョーはかせの必殺モンスターが出たのがここだよ☆)

それと、この時期に発売した《ネオドラゴニック・フォース&終焉の翼》によって、より安定性を増した『ドラゴン・アイン』のデッキも見るようになりました。
特に、到着地点である「終焉魔剣アクワルタ・グワルナフ」は、『アステール』や『シャドウシェイド』のような大量のソウルを抱えるデッキに対して無類の強さを発揮しました。
「少年変化!アスモダイ」などで「終焉魔竜アジ・ダハーカ」を手札に戻されると「終焉魔剣アクワルタ・グワルナフ」を装備できなくなってしまうので、「百鬼魔道 輪廻竜生」が採用され出したのも特徴的ですね。


○3「新たなるヒーロー参上! ダークヒーローに代わってお仕置きよ!」

《超ヒーロー大戦Z》の発売により、新たな勢力が出てきました。
その中でも、前述した『ダークカイゼリオン』デッキのモンスター枠を、優秀な「ヒロイン」に交換した『ヒロインカイゼリオン』デッキが生まれ、大会でも活躍し始めました。

そしてなにより、カードが可愛い(最重要


○4「《轟け!無敵竜!!》発売! SD強し!」

ここで、あるSDモンスターの登場により『五角』デッキが復活します。

騎士たるもの、どんな姿になっても毅然と振舞わねばならぬ!byフレーバーテキスト
彼にはSDのままでいてくれることを切に願います……(五角デッキをぶん回しながら)

この、《轟け!無敵竜!!》で登場した「五角騎竜 メラク“SD”」によって、《放て!必殺竜!!》収録の「五角超騎竜 業火剣のドゥーベル」が、毎ターン相手のゲージを奪って動きを封じたり、「五角竜王ドラム」が破壊能力を好きなタイミングで使用できるなど、さまざまな動きができるようになります。
「五角超騎竜 業火剣のドゥーベル」と「五角竜王ドラム」をメインアタッカーとし、「五角騎竜 メラク“SD”」や「五角竜剣 王牙」でサポートする形の『五角』デッキが猛威を振るい始めました。


○5「天国と地獄が環境を荒らす!」

特殊フラッグ「楽園天国」と「灼熱地獄」が登場し、早速大会で活躍し始めました。高い安定性と打撃力を誇る速攻系の『天国』と、大量のリソースと「ガガルガリオス “焦炎獄熱魔波!”」での詰めを有する『地獄』は、現環境で活躍しているデッキにも引けを取りませんでした。
特に『地獄』は、「裁きの門-ジャッジメント-」でドロップゾーンから好きなカードを自在に回収できることもあって、相手に合わせて対抗札を用意しやすく、大会でもかなり活躍していました。

早速活躍するなんて、かっけ、まじかっけっすよシュラ様ぁ!
(唐突なゲパルト。言いたかっただけです。ゲパルトいいよねゲパルト)

環境デッキに対して有利に立ち回れると言うよりは、単純なデッキパワーが高く、自デッキの動きを押し付けるだけで勝てるのが強みだったと思います。


○6「ついに発売!《滅ぼせ!大魔竜!!》」

ここからは、《滅ぼせ!大魔竜!!》発売後にどんなデッキが出てくるのか、はかせがいくつかデッキタイプを上げて分析していきたいと思います。
まず、《滅ぼせ!大魔竜!!》のはかせ的な注目デッキは、

・『太陽竜ドラゴンフォース型』
・『ジャックドラゴンフォース型』
・『ゾディアック(スタドラ)』
・『レジェンド(英雄軸)』

の4つ。
ではこのデッキたちが何をするのか、簡単に解説していきたいと思います。

・『太陽竜ドラゴンフォース型』

連携攻撃軸の太陽竜。「ドラゴンフォース」を装備し、高打点で一気に勝負を決めるのが特徴。相手がなかなかライフ6以下にしてくれない時でも、「太陽剣バルセイバー」を装備すれば十分戦えます。
センターを守るデッキに対しても、「太陽の剣客バルドラゴン」など、ソウル持ちに有効なカードが追加されています。
また、「バーニングレイピア・ドラゴン」「フレアファング・ドラゴン」で手札を増やすこともできるので、攻め手の枯渇もしにくいです。
連携攻撃が主体なので、「終焉魔剣アクワルタ・グワルナフ」に強いのも魅力ですね。
「バルドラゴン“バルソーサー・オーバーラッシュ!”」と「ドラゴンフォース」とのコンボで、ライフ10からワンショットを決められるのも強みです。ただ、「バルドラゴン“バルソーサー・オーバーラッシュ!”」は対抗破壊に弱いので、「バルドラゴン“バルバースト・スマッシャー!!”」もフィニッシュパターンとして採用したいですね。


・『ジャックドラゴンフォース型』

「ドラゴンフォース」+「星竜の鼓動」or「竜装機ロジスティッカー」で、センターの突破もワンショットも狙えるデッキ。
「ドラゴンフォース」を装備する関係上自分のセンターを開けるので、「超光星護ジャックナイフ“アステール”」に代わり、移動を持つ「未来を見据えし者ジャックナイフ」または「絆の星竜ジャックナイフ」をメインに据える形になるかと思います。「ジャックナイフ“ギャラクティカル・パニッシャー!”」「剣星機J・ギャラクシオン」で最後のトドメを狙えるのもポイントです。
準備が整うまでライフ6以下にしないよう立ち回る相手用で、「ドラゴンフォース」とは別に、最初から装備できるアイテムの選択肢として「二挺星銃ジャック&ファング」も採用圏内でしょうか。
防御性よりは攻撃性に重きを置いているため、従来の『アステール』とはかなり違うデッキ構成になるでしょう。


・『ゾディアック(スタドラ)』

自ターン相手ターン問わず効果破壊が飛んでくる昨今、「消星竜ダストレムナント」の効果破壊及びバウンスが効かなくなるのはとても魅力。
「星神竜ゾディアック(ネブローサ入り)」「レッグブレードリジェクター」「消星竜ダストレムナント」の盤面で合計打撃10をキープしつつ、相手ターンではグラビティレストで動きを阻害できるのも強い。
星合体で対応できる幅を拡張することもスタードラゴンWならではの強みですね。「星神竜ゾディアック」はサイズ3ですが、コールコストがドロップゾーンからソウルに入れるなので、サイズ1以上の竜装機も選択肢として検討できます。「消星竜ジャークライン」を使って後からでも入れられるようにしておけば、問題なく運用できるでしょう。
あと、はかせはゾディアックが好きです(ここ最最重要)。


・『サイズ3レジェンド(英雄軸)』

以前からちょいちょい活躍を見せていた「妖精王オベロン」を切り札としたデッキ。
ただでさえ制圧力の高い「妖精王オベロン」を守る「虚神の幻影」が新たに追加されたのと、「皇帝戦士レッドアーサー」「聖剣ガラティーン」による攻撃回数の増加、簡単にドローできる「戦乙女 神意のエルルーン」など脇を固める優秀なカードが増えました。
これによりデッキパワーの底上げがなされ、以前よりかなり戦えるデッキになったかと思います。
「妖精王オベロン」を着地させればモンスター効果が全て無効なので『72柱』や『シャドウシェイド』、『アステール』に『五角』デッキにまでも一方的にゲームを進められます。『地獄』の「インフェルノ・ルール」など、魔法での除去をうまくかわせるかが勝負の分かれ目になりそうです。

と言うわけで、環境の変化と今後活躍しそうなデッキの分析を行ってきたわけなんですが、正直、バディファイトはコンセプトさえしっかりしていれば戦えてしまうカードゲームです
例えば、『タイラント』は相手の防御札が薄ければ簡単に1ターンキルを狙えますし、『竜騎士』デッキも大量ドローコンボが決まれば、どのデッキ相手にも有利に戦えます。必ずしも環境デッキが全てではありません。
実際大会でも、上記した以外の様々なデッキが活躍しています。(「メンジョーはかせ“伝授・宇宙戦術!”」のデッキが優勝しているのをちらほら見て少しうれしかったはかせ。使ってくれた人ありがとう!

バディファイトは好きな相棒(バディ)と一緒に戦うゲーム。
環境で強いデッキだけが正義ではない。
自分のお気に入りのデッキ、カードで勝ちたい人もいるはず。
しかしだからこそ、今強いと言われているデッキを研究し、どこが強くて、逆に弱点はどこで、自分のデッキと戦った時、どう動ければ勝ちが見えるのか、考えておくことは非常に意味があります。
自分の好きなカードで戦いたい人も、環境デッキを知識として知っておくことで、自分の相棒を勝たせてあげる第一歩が踏み出せるのではないでしょうか。

以上、バディファイトを研究して100年(うっかり101年)、メンジョーはかせでした。

追記
Twitterも始めました!そこでもバディファイトの研究をつぶやいていますよ!よろしくお願いいたします!(@Dr_menjou

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